より詳細を知りたい人にお勧め
たとえば「中国向けのパソコンを香港で売ることができるか?」と聞かれて、できないことはなんとなく知っていても根拠法などまで説明できる人は中国専門家でも実はあまり多くない。その点、この本の著者は実にディテールに詳しい。入門者ばかりでなくもう一歩踏み込んだ知識を求める人にもお勧めの1冊。但し、中国の法律等は良く変わり又、場所によって微妙に違う。本を鵜呑みにせず。重要なところはそのたびに現地で確認することは是非忘れずに!
中国ビジネス入門者への参考書
中国(特に広東省などの華南地方)への日系企業進出の進出に必要な 基礎的なキーワード、商習慣等を簡単にまとめた書籍である。 中国は15億の国民がいながら、10数年前までは国際経済に 直接リンクしていなかったため(それまで人民元は兌換通貨ですら なかった。)。そのため、これを国際社会に徐々になじませて いくために、複雑な商習慣、法律、税制、などを持たざるをえなかった。 結果として、このことは中国進出を考える企業にとって、わかりにくい 制度の国、という印象を持たせてしまったが、この本はそれを解消する よい教材となるだろう。 来料加工、進料加工、転廠、郷鎮企業、独資企業、合資企業、 合作企業、二免三減、増値税、個人所得税、企業所得税、移転価格税制、 保税区のおける貿易会社の制限。。。 こんな言葉で戸惑うことがあるのなら、一度この本を読むとよい。 発行は2002年8月初版だが、2004年6月の今でも十分に役立つ解説である。 メーカーに関する記述が多い印象も与えるが、それはサービス業、 貿易業などに比べてメーカの方が規制が多いためであろう。とくに業種は 選ばない内容になっている。 WTO加盟の影響についても記載されているが、私はこの点に 詳しくないので、コメントができない。多分正しい内容なのだとは思う。 2003年10月には同一著者、同一発行所で実践編の「中国ビジネス 最新ガイド」も出版された。こちらは内容に広がりがあり、華東地区 (上海等)のビジネス事情なども触れられている。内容の深さには 変わりがないため、ややまとまりに欠けている感もあるが、 こちらも中国ビジネスについての参考書としては十分な仕上がりである。
エヌ・エヌ・エー
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